高耐久性と作業効率を両立する
次世代コンクリート湿潤養生マット「モイスマット」
コンクリートの品質確保と長寿命化は、現場の信頼を築く上で最も重要な課題です。
モイスマットは、従来の養生材の常識を覆し、脱型後のコンクリートに水中養生に近い優れた環境を提供します。
現場の課題を解決し、長期的なコスト削減に貢献
- 【課題】垂直面への給水作業が手間とコストになっている
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垂直面や傾斜面でも、長期間にわたり確実に湿潤状態をキープします。
電子線グラフト重合技術による均一で高い保水力と蒸散抑制効果により、養生期間中の給水作業が大幅に省力化され、散水量を削減できます。
- 【課題】養生材の購入費用や廃棄費用を抑えたい
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一般的なコンクリート養生マットとは異なり、高分子吸水剤の脱落がないため、10回程度の繰り返し使用が可能で、養生材のランニングコストを大幅に削減できます。
- 【課題】重い養生マットの運搬・設置作業が負担になっている
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湿潤時の重量はわずか約1,200g/m2と、従来の養生材と比べても軽量性を維持するため、作業員の負担を軽減し、設置・撤去作業時間が大幅に短縮されます。運搬・保管もコンパクトです。
モイスマットがもたらすコンクリートの確かな品質
- 【技術的な優位性】電子線グラフト重合技術による高性能な機能性繊維
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不織布に電子線を利用して高分子吸水剤を化学的に結合させる独自の改質技術を採用しています。この技術により、マット全面に均一な保水性を付与。水を保持する機能が安定し、繰り返し使用しても保水性の機能低下がほとんどありません。
- 【確実な密着性】均一な保水力と薄型設計(厚さ約0.7mm)
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湿潤時でもマット全面にムラなく保水力を持つため、コンクリート表面にピタッと密着します。この優れた密着性が、特に垂直面養生において乾燥を防ぎ、コンクリートのひび割れ抑制に貢献します。
- 【耐久性向上】緻密なコンクリート組織を生成
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確実な湿潤養生によって、コンクリートの初期硬化が促進され、水中養生に匹敵する、コンクリートの緻密化を実現します。これにより、中性化や塩害に対する抵抗力が高まり、構造物の耐久性が飛躍的に向上します。
品質を裏付ける試験結果
モイスマットを使用したコンクリート(試験体)は、適切な湿潤養生が行われなかった試験体と比較し、以下の通り優れた結果を示しました。(メーカー室内試験による一例)
- 細孔分布の変化(緻密化の証拠)
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コンクリート組織内の直径が0.1〜5μmの細孔量が減少していることが確認されており、構造がより緻密化していることを示します。
- 中性化深さ
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緻密化の結果、中性化深さが浅く、長期的なコンクリート品質確保に貢献することが証明されています。
- 塩化物イオン浸透深さ
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塩化物イオンの浸透深さが浅いため、塩害による劣化リスクを大幅に低減できます。(特許第5866257号関連)
活用事例:選ばれる現場
モイスマットは、その高い機能性と作業性から、国土交通省をはじめとする公共機関、および民間の大規模工事で多数採用されています。
- 大規模マスコンクリート打設工事
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広い面積でのコンクリート打設において、従来の養生方法では困難だった給水作業を大幅に軽減。繰り返し使用可能なため、特に工期の長い現場や、プレキャスト製品の連続製造ラインにおけるトータルコスト削減効果が評価されています。
- 橋脚・擁壁など垂直構造物の養生
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型枠脱型後の鉛直面は乾燥しやすく、品質低下のリスクが高い箇所です。モイスマットは高い密着性と水分蒸発抑制効果で、散水の手間を最小限に抑えつつ、構造物の隅々まで確実に湿潤養生を実現し、ひび割れを抑制します。
品質の確保、作業効率の向上、そして経済性。
全てを満たすコンクリート湿潤養生の新スタンダードです。
製品仕様
- 規 格
- 幅1.0m × 長さ20.0m / 本
- 重 量
- 乾燥時:約 4.8kg / 本、湿潤時:約24.0kg / 本(軽量で作業性に優れます)
- 材 質
- レーヨン/オレフィン不織布(コンクリート側)、ポリプロピレン(PP)系フィルム(外側)
- 使用目安
- 10回程度の繰り返し使用が可能(使用条件・環境による)
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